はじめに
フリーランスエンジニアを目指していた頃、生活のリアルな部分が気になっていました。
「自由な働き方」とよく言われますが、実際の1日はどんな感じなのか。何時に起きて、何時から仕事して、どんな作業をしているのか——SNSには結果の話は出てきますが、「毎日がどう動いているか」はあまり見かけませんでした。
今回は、元公務員・現フリーランスエンジニアの自分の1日のスケジュールを公開しながら、働き方の実態を正直に書きます。
この記事でわかること
- フリーランスエンジニアの実際の1日の流れ
- 公務員時代との具体的な違い
- 自由な働き方のメリット・デメリットのリアル
- 子育てとの両立について
前提:完全リモート・子育て中
まず自分の状況を整理しておきます。
現在は完全リモートで仕事をしています。子どもがいる状態でのフリーランスなので、子育てのスケジュールも仕事に関わってきます。
公務員時代は毎朝決まった時間に出勤して、決まった場所で仕事をしていました。通勤時間は片道約30分。それが毎日往復1時間消えていたことになります。フリーランスになってから、この1時間が戻ってきたことの恩恵を日々感じています。
実際の1日のスケジュール
7:00 起床・子どもの準備
子どもの登園・登校に合わせて起きます。朝は子どもとの時間を優先しています。公務員時代も早起きは必要でしたが、通勤の準備で時間を使っていました。今は同じ時間に起きても、子どもとゆっくり朝食を取れます。
8:30 メール・チャット確認
子どもを送り出してから仕事モードに入ります。最初にやるのはメールとチャットの確認です。クライアントからの連絡・前日の対応漏れ・当日の作業指示——これを確認してから、その日の動きを決めます。
フリーランスになって気づいたのは、「誰かが仕事を管理してくれない」という当たり前の事実でした。公務員時代は上司から仕事が降りてきましたが、今は自分でその日の優先順位を決めます。この判断が毎朝あります。
9:00〜12:00 集中作業(開発・実装)
午前中は集中力が一番高い時間帯です。この時間に、まとまった思考が必要な作業を入れるようにしています。
Laravelの実装・バグ修正・機能追加・設計の見直しなど、コードを書く作業は基本的にここで進めます。最近はClaude Codeも使うようになったので、エラー調査やリファクタリングのスピードが上がりました。
公務員時代は「9時〜17時の間に仕事をする」という枠が決まっていましたが、今は「集中できる時間に集中が必要な仕事を入れる」という考え方に変わりました。同じ時間でも、質が変わります。
12:00〜13:00 昼休憩
昼食を取って休憩します。会社員時代と違い、休憩時間も自分で決められます。
ただ「自由だから」と休みすぎると午後の仕事が終わらなくなるので、自然と1時間程度に収まるようになりました。自由を維持するために、自分でルールを作る——これがフリーランスの地味なリアルです。
13:00〜16:00 クライアント対応・細かい作業
午後はクライアントとのやり取りや、比較的軽めの作業を入れることが多いです。
修正依頼の対応・見積もり作成・次の案件の提案文作成——コードを書く以外の「仕事のための仕事」がここに入ってきます。フリーランスになって気づいたのは、開発以外の業務が思っていたより多いということでした。
オンライン打ち合わせが入る日は、この時間帯になることがほとんどです。
16:00〜17:00 子どものお迎え・家族の時間
子どものお迎えに行って、夕食・お風呂・寝かしつけの時間です。
公務員時代は通勤があったため、子どもが寝る時間ギリギリに帰宅する日もありました。フリーランスになってから、夕方の時間を家族に使えるようになりました。これは、今の働き方を選んで良かったと一番強く感じる部分です。
20:00〜 勉強・作業の続き
子どもが寝てから、残った作業や学習の時間にすることがあります。
新しい技術を調べたり・Claude CodeやChatGPTを試したり・気になるライブラリを触ってみたり。フリーランスになってから「学習は終わらない」という感覚がより強くなりました。市場価値を維持するためには、常に新しいものに触れ続ける必要があります。
ただ、毎晩必ずやるわけではありません。疲れた日は早めに休みます。「がんばりすぎない」のもフリーランスを長く続けるコツだと感じています。
公務員時代との比較
9年間公務員として働いた後にフリーランスになった自分が感じる、一番大きな違いを整理します。
なくなったもの
- 通勤時間(往復1時間)
- 「○時〜○時に職場にいなければならない」という拘束
- 決まった休憩時間
新しく生まれたもの
- 毎日の仕事の優先順位を自分で決める作業
- 案件を探す・提案する・交渉するという業務
- 来月の収入がどうなるかという不確実性
公務員時代に「自由がほしい」と思っていたのは本当です。でもフリーランスになってみると、自由には「自分で管理しなければいけないこと」がセットでついてきます。どちらが良いかではなく、どちらの責任の取り方が自分に合っているかの違いだと感じています。
フリーランスの1日で大変なこと
正直に書くと、大変な部分もあります。
メリハリをつけるのが難しい:自宅が職場なので、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちです。「あと少しだけ」と思って夜遅くまで作業してしまうこともあります。意識的に「今日はここで終わり」と決めるようにしています。
孤独を感じる瞬間がある:会社員なら同僚がいて、雑談したり相談したりできます。フリーランスは基本的に一人で作業するので、「誰かと話したい」と感じることがあります。オンラインのコミュニティや勉強会に参加するようにしているのはこれが理由の一つです。
収入の波がある:案件が重なる時期と少ない時期があります。波があることは事実で、毎月定額が入ってきた公務員時代との違いをここで一番強く感じます。
まとめ
フリーランスエンジニアの1日は、コードを書くだけではありません。
開発・クライアント対応・学習・スケジュール管理・案件探し——さまざまな仕事があります。自由な部分は確かにありますが、その自由を維持するために自分で管理しなければいけないことも多いです。
それでも、子どもとの時間が増えたこと・通勤から解放されたこと・自分で仕事の流れを決められること——これらは公務員時代には得られなかったものです。
「フリーランスが正解かどうか」は人それぞれです。ただ少なくとも、自分にとってはこの働き方を選んで良かったと思っています。
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